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友達の赤ちゃん

つい最近、日本にいる友達、Aちゃんから「赤ちゃん、産まれたよー!」とメールが来ました。

彼女にはもう既に可愛い二人の男の子がいるのですが、今度は待望の女の子でした。今回産まれてきたこの赤ちゃん、初めての女の子、というだけでなく、Aちゃんにとってはきっとそれ以上の意味があるんじゃないかな、とメールを読みながらしみじみ思いました。

今から10年ほど前、私たちがまだ20代だったころ、Aちゃんは生死に関わる大病を患いました。

幸い一命を取りとめたのですが、もう少し病院に行くのが遅かったら手遅れだったと言われたと後から教えてくれました。手術の日の前夜までメールを交換していたのですが、その時彼女から受け取ったメールにつづられていた不安でたまらない気持ち、今でもよく覚えています。

私は素人の考えで、とにかく手術さえ成功すれば、後は元気になるだけ、と思っていたのですが、それは浅はかな考えだったということを、その後の彼女を見ていてつくづく思い知らされました。

栄養のあるものをたくさん食べて元気になろうと思っているのに、なかなか食が進まなくて体重ががくんと減ってしまったことや、手術後の治療があまり彼女に合ってなかったために出てしまった症状のことなど、今思い出しても胸が痛くなります。

彼女がそれまでどんな想いをしてきたか知らない、心無い人の言葉にいやな思いをしたことも、何度かあったようです。

そんな闘病生活の中でAちゃんが知り合ったのが、やはり別の大病を患って入院してきたBちゃんという20代の女の子。

Aちゃん曰く、Bちゃんはいつも自分のことは後回しで他の人のことばかり気にかけている、とても優しい女の子だったとか。でも、いつも明るいBちゃんが、ある日、「私、もうだめかもしれない・・・。」と弱音を吐いた時、何て言ってあげたらいいのかわからなかったとAちゃんは言っていました。

残念ながら、その後Bちゃんは亡くなってしまったのですが、お葬式にもたくさんの人が来ていて、Bちゃんが本当にたくさんの人に慕われていたのがよくわかったと言っていました。確か、Aちゃんは今でもBちゃんの命日には、できるだけお墓参りをするようにしてるんじゃなかったかな。

そして、Aちゃんが手術をしてから1年ちょっとたった頃だったと思うのですが、私は彼女のアパートに泊めてもらう機会があり、ちょっとメールをしたかったので、彼女のコンピューターを借りました。

その時彼女が見せてくれたのですが、そこにはAちゃんが患った病気に関するサイトや情報がたくさん保存されていました。

その頃にははたから見ると、すっかり元の生活に戻ったかのように見えたAちゃんでしたが、私にはその時初めて、「このアパートで、不安な夜を何度一人で迎えたんだろう」と、ようやく彼女がそれまで経験してきたことのきっとほんの片鱗だけですが、垣間見えたような気がしました。

「5年たって再発しなければ、大丈夫。」と言われていたのですが、まだその5年が過ぎていない頃だったので、再発の可能性に一人で怯えた日々もあったはず。

いくら長年の友達でも、私が健常者である限り、きっとAちゃんの不安な気持ちは本当にはわかってあげられない。もちろんAちゃんもそれは感じていただろうし、だからこそ、Bちゃんという友達はAちゃんにとってはとても救いになる存在だったんじゃないかな。

そんな友達を亡くしたAちゃんの気持ちもまた、私には計り知れないものがあっただろうと思います。

それから数年後、とても素敵な旦那さまに出会い、結婚し、男の子を産んだAちゃん。「次にできた子供が女の子だったら、Bちゃんって名づけようと思ってる。」と言っていました。

しばらくしてできた二人目も男の子だったので、この話は忘れていたのですが、去年の秋ごろにAちゃんから、「三人目が冬に生まれるよ。もしかしたら、女の子かも。」というメールをもらいました。

そして先日、「生まれました。我が家初の女の子です。」とメールが届きました。Aちゃんは、生まれた赤ちゃんにBちゃんの名前をつけました。

生まれ変わり、なんてことを軽々しく語るつもりは毛頭ありませんが、何て言えばいいのかな、陳腐な言い方かも知れないけど、つながっていく命、みたいなものを感じました。

Bちゃんの体は亡くなってしまったけど、でも、彼女がAちゃんにくれた力は、今でもきっとAちゃんの中で生きている。そして、Aちゃんはこれから娘さんといっしょに生きていく中で、同じような大病をいっしょに闘った、そしてその大変な時を支えてくれた友達のことを懐かしく思い出すんじゃないのかな、と思えてなりません。

私が結婚した時にAちゃんがくれたメールの中に、「本当にお互いいろいろあったけど、それがあったから今の幸せがあるんだよね。生まれてきてくれた子供の顔を見てるとつくづくそう思います。」とありましたが、彼女のいろいろは、私なんかのいろいろよりはるかに大変なものだったはず。

それを全て頑張って乗り越えたAちゃん。そして、そんなAちゃんのところに産まれてきてくれた新しい命。私も、心の底から嬉しく思います。

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COMMENTS

No title

久々にながこちゃんのブログを見させてもらいました。
Aちゃんを通して命の大切やを教えてもらったね。病気を持っていたAちゃん、今は立派に3人の子のお母さんになって、すばらしいね!1人でも大変なのに!!Bちゃんの名前をAちゃんの娘さんがつけてもらったなんて、素敵だね。泣けました。素敵な記事だったよ。
では日本満喫してきてね。帰ってきたら遊びましょ!

PigletちゃんことSちゃんへ

Sちゃん、ありがとう。このことは、ほんとに書かずにはいられなかったんだ~。Aちゃん、ほんとに頑張ったから。それに、私も大切な友達をなくさずにすんでほんとによかったと思ってるんだ。今週、やっと彼女と彼女の赤ちゃんに会いに行けるから、すごく楽しみにしてるんだよね。

あと2週間したら帰るね。ポートランドに帰ったら、遊ぼうね!

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