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スペースシャトル ディスカバリー STS-131打ち上げ

ついに行ってきました、フロリダへ。

私たちの友達である宇宙飛行士、ドティーを乗せたスペースシャトル ディスカバリーが宇宙に向けて飛び出す瞬間を見るために。

打ち上げの瞬間を一言で表すのは到底無理だけど、強いて言うなら感無量、かな。あの時、あの場所にいることができたこと、本当に幸運に思います。

でも、実を言えば、その瞬間にたどり着くまでは思いがけない出来事の連続でした。

まず、打ち上げの予定時刻は4月5日午前6時21分(米国東部夏時間)だったので、私たちは「遅くても朝の4時ぐらいにそこに行けばいいかな」、なんて思っていたら、大間違い。

金曜日の夜遅くにフロリダに到着した私たちは、次の日に打ち上げ見学のために必要な書類をもらうために、ケネディスペースセンタービジターコンプレックスに向かいました。

そこでもらった書類を見てびっくり。「打ち上げ当日は、遅くとも午前2時までにビジターコンプレックスに到着すること。」と書いてありました。そこから、実際に打ち上げを見学する場所までバスで連れて行かれるそうです。

その時点で、日曜日の夜は徹夜になること決定。

なぜかというと、私たちの滞在先は、ケネディスペースセンターから車で1時間ちょっとかかるオーランド。しかも、日曜日の午後はスペースセンターの近くで催された、ドティーの旦那さんジェイソン主催のパーティーに出席する予定だったので、それが終わってからオーランドに帰っても、またとんぼ返りになるだけ。

なので、ホテルは打ち上げの日月曜日の朝11時まで予約しておいたのですが、結局日曜日の朝にはチェックアウトし、その日の予定をこなし、打ち上げの時間まで徹夜することにしました。

完徹なんて一度もしたことないけど、こんな一生に一度あるかないかの機会、まあ何とか頑張りましょう。

ちょっと横にそれますが、このケネディスペースセンター ビジターコンプレックスというのは、いわゆるテーマパークです。スペースシャトルプロジェクトに関する色んなアトラクションや実物大のロケットやスペースシャトルが展示してあります。

IMG_6414.jpg

普段は夜の8時には閉園になるのですが、打ち上げの前夜はこの日のためのチケットを購入した人だけのために、夜の11時に再び開園になりました。

せっかくの機会だし、それに渋滞も予想されたので、私たちは開園の午後11時にはビジターコンプレックスに向かいました。

既にこの前日、ここで思う存分色んなものを見学したり、アトラクションを楽しんだり、バスツアーにも行ったりしていたのですが、夜のビジターコンプレックスも昼間とはまた違った表情を見せてくれたので、ゆっくりと楽しんでいました。

IMG_6608.jpg

そして、夜中の12時半ごろ、突然私の携帯が鳴りました。

「こんな時に誰だ?」と思いながら電話に出ると、今回の打ち上げ見学に関して、必要な手紙や書類を送ってくれたり、連絡を取ったりしていたNASAのコーディネーターでした。

急にVIP席に空きが出たんだけど、興味ある?」と聞かれ、「え、え?!VIP?!何だかよくわからないけど、重大なことが起こってる?!」と思い、一言も聞き逃したくなかった私は、「主人と替わりますので、主人と話してもらえますか?」と言い、彼に携帯を渡しました。

すると、彼が、「ふん、ふん、VIP席に移れるんですね?で、それってどういう意味なんですか?」と聞くと、「最初の予定より何Kmも近くで打ち上げを見れる」ということでした。

というわけで、当初は約6マイル(約9.6km)離れたところから打ち上げを見る予定だったのが、約3.6マイル(約5Km)しか離れていないところで見ることになりました。これは、マスコミの人や宇宙飛行士の家族の人たちが打ち上げを見たところと同じくらいの距離だったと思います。

つまり、シャトル関係者以外でこれ以上シャトルに近づける人は誰もいないという距離にいたことになります。

余談ですが、打ち上げ間近になるとシャトルに乗っている宇宙飛行士以外の人は全てこの発射台を後にし、立ち退くそうです。

なぜなら、打ち上げの瞬間に発射台の400フィート(約121.91m)以内にいた場合はシャトルの噴煙により人は死んでしまい、また、800フィート(約243.84m)以内にいた場合は、打ち上げの際の轟音によって人は死んでしまうからだそうです。

こうしてラッキーにもVIP席のチケットを手にした私たちは朝の3時半にはバスに乗って、ビジターコンプレックスから打ち上げを見学する場所へ。

見学地で自分たちが座る場所を確保し、顔を上げると、川を隔てたまっすぐその先に美しくライトアップされたスペースシャトルが、静かに旅立ちの瞬間を待っていました。

IMG_6616.jpg

夜だったので、私たちのデジカメではこれが精一杯の映像でした。でも、この時から打ち上げの瞬間までずっと見ていたスペースシャトルの姿は、今でもくっきりと私の目に焼きついています。

それからしばらくは、主人とおしゃべりしたり、この会場でずっと流れていたシャトルの様子の中継や、シャトルの準備をする人たちとNASAの管制室の人たちとのやりとりを聞いたりしていました。

中継を聞いていると、打ち上げの約2時間くらい前にはクルーはもうシャトルに乗り込んだようです。

目の前に見えるスペースシャトルに本当にドティーが乗っているなんて、何だか信じられない気持ちでいっぱいだったのですが、しばらくしてから管制室からのクルーへの呼びかけに、クルーが答えているのが聞こえてきました。

「コマンダー」

「パイロット」

「MS1(ミッションスペシャリスト1)」

MS2

確かにドティーの声です。

「ああ、本当にあの中にいるんだ。」と、感動とも何とも言えない感覚が体中を駆け巡りました。

「今この瞬間、ドティーは何を思ってるんだろう、最悪な事態とか考えたりして不安な気持ちになったり、泣きそうになったりしていないかな」、なんて心配していたのですが、ポートランドに帰ってきてからこの映像を見つけました。



この髪をお下げに結った宇宙飛行士、そして、このビデオの最後の方、シャトル内の映像で、ちょうどカメラのまん前でおどけているのが彼女です。どうやら、私の心配は全くの杞憂だったみたい。打ち上げ直前の時間も楽しんでいたみたいで、よかった、よかった

そして、さらに打ち上げまでの時間がだいぶ縮まったとき、今度は中継から「シャトルの打ち上げにNO GOが出ました。」という声が聞こえてきました。

シャトルが打ち上げられるには、シャトルのあらゆるシステムの全ての担当部門がGOサインを出さなければならないらしく、一つでもNO GOが出たら、打ち上げは延期ということです。

周りが騒がしくて、その後の中継をうまく聞き取れなかったのですが、何でも「何かのシステムのコマンドのリターン値がおかしい」とか何とか。「さらに詳しい情報の収集と解析が今行われています。」とのこと。

「ここまで来て、延期?!」とハラハラしながら、次の中継を待っていると、「バックアップシステムがうまく起動されました。打ち上げにGOが出ました。」と嬉しいニュースが。心底ほっとしました。

次に起こったことは、見学地に着いてから知ったことなのですが、今回の打ち上げでは、まれなことに打ち上げの直前にインターナショナルスペースステーションが夜空を通過するのが見える予定なのだとか。

「南西の空約40度の地点を通過します」とのことだったのですが、打ち上げの約15分ほど前、スペースステーションが月の真ん前を通過する瞬間を本当に見ることができました。

これがその時の映像です。感動して思わず変なナレーションをいれてしまいましたが、それは無視して下さい ^_^;



そして、いよいよ打ち上げまであと5分という時。

それでは、ここでみんなで国歌斉唱をいたします。皆様、ご起立下さい。」とのアナウンスが。

「えー!?打ち上げまであと5分しかないのに?!ていうか、今まで3時間も時間があったのに、何で今になって歌わないといけないのー?!ちゃんと打ち上げ前に歌い終わるのー?!打ち上げ見れなくなっちゃうんじゃないのー?!」なんて思ったのは主人も同じだったようで、思わず顔を見合わせた私たちは、結局目をシャトルから離さず、もちろん歌いませんでした。

ま、アメリカ国歌なんて私は全く歌えないのですけどね。┐( ̄ヘ ̄)┌

そして、いよいよカウントダウンが始まり、ドティーが宇宙に飛び出す瞬間がやってきました。

これが私たちが撮ったその時の映像です。テレビなどで見る映像とは比べものにならないほど画像は悪いのですが、せめてその時の臨場感だけでも味わっていただければ幸いです。サウンドをオンにしてご覧下さい。



先ほど見たインターナショナルスペースステーションの後を追いかけて、ドティーを乗せたスペースシャトルが宇宙に向けて飛び立ちました。打ち上げの轟音と地響きを体中で感じつつも、心は感動、それだけでいっぱいでした。

そして、こちらはスペースシャトルが噴出した煙がまだ漂っている、夜明けのケープカナベラルの空。

IMG_6657.jpg

ついに長年の、とてつもなく大きな夢を果たした友達に想いを馳せながら見たこの空の光景を、私は一生忘れないと思います。


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COMMENTS

No title

わ~~~~、ながこちゃん!!!
なんと言葉にしていいか分からないけど
感動したよ!
すごい、本当にこんな機会って普通はなかなかないのだし
素晴らしい経験できてよかったね。
こんな大きな夢を果たしたながこちゃんたちのお友達には
本当に大きな拍手を送りたいです。
こんな夢と希望あふれる、記事をシェアしてくれてありがとう★

chochoちゃんへ

ありがとう~!本当に行ってよかったよ。スペースシャトルは後3回飛んだら、今年の9月にはもう退役だから、本当に貴重な機会だったなって、改めて思ったよ。

実を言えば、金銭的なことを考えて行かないことも考えてたんだけど、chochoちゃんたちご夫妻始め、周りのみんなの、「行くべきよ、絶対!」っていう声に押されて行ったって感じだったのね。結果的に行って本当によかった!あの体験をみすみす逃すところだったなんて、今となっては信じられないよ。

背中を押してくれて、ありがとね。

No title

お帰りなさい~。なんて臨場感あふれるブログ記事、本当の間近で見届けて来たんだねえ、動画もその時の感覚がわかりやすくてどきどきしました、ありがとー。
最後の写真の自然ではありえない色、形、すごいよね、この日は一日何かに酔ってしまった感覚だったんじゃない?私ならそうなってしまうかも…。
私も主人も読ませてもらっただけで、酔ってます^^;。

No title

わ~、すばらしい!
何物にも代え難い貴重な体験でしたね~。
ニュースを見るたびにながこさんのことを思い浮かべてドキドキ・ワクワクしていました。
感動の様子がこちらまでとってもよく伝わってきます。本当によかったですね。

Kuuさんへ

ただいま~。実を言えば、実際見学地に着いてから、夜だから自分たちが今持ってるデジカメではそんなにいい写真とか映像が撮れないってことに気づいたのね >_< ばっかだよね~。だから、みんなが期待してくれてるようないい写真は撮れないかもって思ってたんだけど、楽しんでもらえてよかったe-68

最後の写真の光景は、私もふと空を見上げて気がついたんだけど、びっくりしたよ。ほんと、自然ではありえない色、形だった上に、すごくきれいな夜明けだったからさ。ポスターか何か見てるようだったよ。

>この日は一日何かに酔ってしまった感覚だったんじゃない?

そう、まさに酔ってた!打ち上げが終わってからも、何とも言えない感覚が続いてたんだけど、「酔ってた」って表現がぴったり。しかも、一日どころか一週間ぐらい(笑)。やっと覚めてきたって感じがしてるよ ^_^;

milleさんへ

ありがとうございます。本当に貴重な体験をさせてもらいました。時間的にも金銭的にもちょっと大変だったけど、本当に行ってよかったなって思ってます。

最初に招待状をもらった時も、一生にこんな機会あるかないかっていうぐらいのチャンスだっていうのは頭ではわかってたのですが、実際経験して、本当にそうだったんだなって改めて実感しました。

自分でもあの時のことを明確に覚えておきたくて、できるだけ詳細に記しておきたかったのですが、少しでもあの時私が感じたことが伝わってよかったですe-68

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